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家事や仕事がひと段落しても、ついスマートフォンを見続けたり、次の用事を考えたりして、ゆっくりできないことはありませんか。リラックスタイムを作りたいと思っても、まとまった時間を確保するのは難しいものです。そんなときは、普段の暮らしの中に短い休憩を置くところから考えてみましょう。この記事では、時間の見つけ方、落ち着いて過ごす環境の整え方、自分に合う過ごし方やアイテムの選び方を紹介します。
リラックスタイムは短い時間から作ってみる
最初から充実した休日や長い休憩を目指す必要はありません。まずは日常のどこで手を止められるかを探し、無理のない範囲で自分のための時間を確保してみましょう。
「時間ができたら」ではなく、休む場面を決める
やるべきことをすべて終えてから休もうとすると、片付けや翌日の準備などが次々に目に入ることもあります。そこで、「朝食の片付けが終わったあと」「帰宅して着替えたあと」のように、いつもの行動と休憩を組み合わせてみましょう。時刻を細かく決めるより、生活の流れに沿って置くほうが取り入れやすい人もいます。
例えば、お茶を用意したら椅子に座り、飲み終わるまでは別の家事に手をつけない、と決める方法です。最初は5分程度を目安にしても構いません。毎日同じ場面で休むのが難しい場合は、朝か夜のどちらかで取れればよいと幅を持たせます。予定どおりにできなかった日を取り戻そうとせず、次に区切りがついたところで再開しましょう。

休憩の前に「今はしなくてよいこと」を分ける
座っていても用事が気になるなら、休憩前に残っていることを短く書き出してみてください。「今日中に必要なこと」と「明日以降でもよいこと」を分けるだけでも、今どこまで進めるかを判断する材料になります。細かな予定表を作る必要はなく、紙に数行書く程度で十分です。
例えば、明日の持ち物の準備は先に済ませ、急がない引き出しの整理は週末に回す、といった区切りをつけます。ただし、休むために家事を急いで詰め込むと、準備そのものが負担になります。中断できる作業は途中でも止め、「続きは夕食後」と再開する場面を決めておきましょう。休憩を一日の最後のご褒美に限らず、作業の合間の予定として扱うことがポイントです。
落ち着いて過ごせる場所と環境を整える
リラックスタイムのために、部屋全体を片付けたり、新しい家具をそろえたりする必要はありません。自分が過ごす一角に絞って、気になるものを少しずつ調整してみましょう。
座る場所の周りだけを整える
テーブルの上に仕事の書類や未処理の郵便物があると、休憩中にも用事を思い出してしまうことがあります。そんな場合は、飲み物を置く場所と座る場所だけを空けてみましょう。書類は一時置きのトレーにまとめるなど、あとで戻せる形にしておくと、片付けに時間を使いすぎずに済みます。
照明や音も、自分が気にならない状態を基準に調整します。読書なら文字が無理なく読める明るさを保ち、音楽を流すなら周囲への配慮も含めて音量を選びましょう。静かなほうが落ち着くなら、音楽はなくても構いません。おしゃれな空間を完成させることより、暑さや寒さ、座りにくさといった小さな不便を減らすことから始めてください。
スマートフォンとの距離を過ごし方に合わせる
少しだけ見るつもりだったのに、動画やSNSを次々に開いてしまうこともあります。画面を見たあとに「別のことをして過ごしたかった」と感じるなら、休憩中は手の届かない棚に置いたり、急ぎでない通知を一時的に止めたりする方法を試してみましょう。
一方で、音楽や電子書籍を楽しむために使う時間まで、無理に手放す必要はありません。「今日は好きな曲を2曲聴く」「読みかけの章を読む」のように、先に用途を決める方法もあります。家族や仕事の連絡を受ける必要がある場合は、必要な着信を受けられる設定にしておきます。スマートフォンを使ったかどうかよりも、自分で選んだ過ごし方ができたかを振り返ってみてください。

その日の気分に合うリラックスタイムを選ぶ
落ち着く過ごし方は、人によっても、その日の状況によっても異なります。何かを楽しみたい日と、何もしたくない日を分けて考えると、選択肢を無理なく絞れます。
静かに過ごしたい日は、用意の少ない方法にする
考えることが多かった日は、準備や判断をあまり必要としない過ごし方を候補にしてみましょう。窓の外を眺める、飲み物をゆっくり味わう、好きな曲を聴くなど、身近なもので始められる方法があります。読書をする場合も、学びや読了を目標にせず、気になるページだけを開いて構いません。
例えば10分空いたなら、最初に飲み物を用意し、残りは座って過ごすだけでも一つの休憩になります。道具を出すことさえ面倒な日は、何もせずに過ごす選択肢も残しておきましょう。「せっかくの時間だから有意義に使わなければ」と予定を詰めると、休憩まで課題になってしまいます。何を達成したかではなく、その時間をどう過ごしたかったかを基準に選んでみてください。
気分を変えたい日は、小さな楽しみを取り入れる
じっとしているより何かをしたい日は、短い時間で区切れる楽しみを取り入れてみましょう。植物の様子を見る、近所を少し歩く、好きな音楽を流しながら簡単な絵を描くなど、完成や成果を求めずに楽しめるものが候補になります。外へ出る場合は、天候や周囲の安全に合わせて無理のない範囲にします。
選ぶときは、準備と後片付けを含めて、使える時間に収まるかを考えるのがポイントです。15分の休憩に道具の多い作業を始めると、片付けが気になってしまうかもしれません。忙しい日は写真集を眺め、時間のある休日は趣味に取り組むなど、余裕に合わせて内容を変えましょう。家族との会話を楽しみたい日と、一人で過ごしたい日があっても自然です。
無理なく続けるための工夫とアイテムの選び方
リラックスタイムは、道具をそろえることや毎日続けること自体が目的ではありません。暮らしの中で負担になっていないかを確かめながら、自分に合う形に調整しましょう。
アイテムは「何に使うか」を決めてから選ぶ
マグカップやクッション、照明などを取り入れるなら、まずは手持ちのもので試し、どこに不便があるかを確認しましょう。「飲み物をそばに置きたい」「座るときに背中を支えたい」のように用途がはっきりすると、見た目だけで選んだ結果、使わなくなる失敗を避ける判断材料になります。
比較するときは、価格だけでなく、置く場所に収まるか、手入れが面倒ではないか、出し入れしやすいかも確認します。香りのあるものは好みが分かれるため、家族と共有する空間で使えるかを考えてください。音楽や読書の有料サービスを検討する場合も、利用したい内容、月額料金、解約条件を確認し、実際に使える時間と見合うかで判断します。買い物を休憩の前提にしないことが大切です。

家族と時間を共有し、できない日も残しておく
家族と暮らしている場合は、休みたい時間を具体的に伝えておく方法があります。「少し休みたい」だけでなく、「食後に10分、お茶を飲んでから片付けるね」と伝えると、そのあとの予定も共有できます。子どもの見守りなどが必要なときは、対応できる人と交代するなど、家庭の状況に合わせて調整しましょう。
ただし、予定が変わる日や、短い休憩さえ取りにくい日もあります。毎日の達成記録をつけることが負担なら、記録は不要です。週末などに「どの時間帯なら取りやすかったか」「何をすると心地よかったか」を軽く振り返る程度でも構いません。休憩を忘れるなら置く場面を変え、準備が面倒なら内容を簡単にするなど、続かない理由に合わせて仕組みを見直してみましょう。
リラックスタイムを作る第一歩は、長い自由時間を探すことより、日常の中で一度手を止める場面を決めることです。まずはいつもの行動のあとに短い休憩を置き、手持ちのものを使って過ごしてみてください。その日の気分や家族の予定に合わせて変えながら、自分が心地よいと思える時間を見つけていきましょう。

